行こう行こう詐欺

友人と会話するとき、どこのお店に行きたい、だとか、あそこの景色がきれいだとか、そういう話になる。

すぐさまインスタグラムを開いて写真でチェックをし、さらに盛り上がる。

「いいなぁ行きたい!」と1人が言い、「行きたいね!行こうよ!」と1人が言う。

だいたいこれは行こう行こう詐欺になりがちな典型的な例である。
行くのか行かないのか分からない微妙な空気が続き、そのうちまた別の話題にいき、結局その話は消えてしまう。

ここで「いつ空いてる?」と言える人はとても勇気がある。日程を決めると話がとんとん拍子に進むからだ。

一気に現実味を帯びるこのフレーズは、都合が良いものの、相手に正直あまり行く気がなかった場合断りづらい雰囲気にしてしまう。
だからこそ、行こう行こう詐欺なのか本心から行きたいと行っているかを見極めることはとても大切なのだ。

あちらこちらで行こう行こうといって、実際にはそのどれもが行こう行こう詐欺である典型例がディズニーである。
恐ろしいくらいに多くのコミュニティで行こうと言い、結局一度も行くことはない人が何人いることか。
そもそも行こう行こう詐欺での約束なのに「私他で行くかもしれないから」と発言するのはただ場を盛り下げるだけなのである。

私の周りでは、行こう行こう詐欺かどうかの見極めは自分の立場の維持に非常に大切だ。馬鹿馬鹿しい気がしてきた。