2018-04-29 実家の匂い 帰省するたびに感じるのが、私の実家の匂いである。幼なじみに匂いがあるよ、と言われていたけれど、私には何も匂わなかったし、私も幼なじみの家にその子の家なりの匂いがあると感じていた。実家を離れ、家に着くと、「あ、このことだったんだ」と分かった。馴れ親しみすぎると盲目になり、少し離れるとやっと見えて来る、そういったものが家の匂いというものだろう。私は実家の心的距離が離れたわけではないが、今後この匂いを強く感じていくようになった場合、私は外の生活に溶け込んでいっているということなのだ。